熊谷守一美術館は、熊谷守一が45年間住み続けた豊島区千早の旧宅跡地に、1985年(昭和60年)5月、守一の次女・熊谷榧(かや)氏が「父の作品を常設でみられる美術館を」と個人美術館として開館しました。榧氏が長く私設で運営していましたが、作品の散逸を防ぎ末永くこの場所で守一の作品を観ていただきたいとの思いから、榧氏所有の守一作品153点を豊島区に寄贈し、2007年(平成19年)11月に豊島区立となりました。豊島区内の方々をはじめ、全国の守一ファンの皆さんに喜んでいただける美術館をと心がけて参ります。
1F 第1展示室[常設展示]・・・熊谷守一の油絵
「アゲ羽蝶」「自画像」「白猫」など油絵を中心に、掛軸・ブロンズ・絵付けした器など30点余を展示しています。生前に熊谷守一が使っていたイーゼルやチェロもご覧いただけます。
2F 第2展示室[常設展示]・・・熊谷守一の墨絵・書
墨絵の「蟻」「がま蛙」や、書「寂」「五風十雨」を中心にオイルパステル画など30点余を展示しています。
3F ギャラリー[貸しギャラリ−・企画展示]
油絵・水彩画・陶作品など様々な作家の個展や企画展示が週替わりで行われています。 ※貸しギャラリーの利用につきましては美術館までお問い合わせ下さい。