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収蔵作品 墨絵について日本画というのではなく、筆と色墨で和紙に描くものだが、かなり昔から描いている。1943年に奈良の濱田葆光さんに勧められた初の個展も、墨絵の展示だった。これが後に熊谷守一の大コレクターとなった木村定三さんと出会うきっかけとなった。70歳頃までの墨絵は素朴で良いが、晩年、人に頼まれて描いた墨絵は手馴れており新鮮味に欠ける。油絵と違ってさっと描けるので、頼まれてはその場で描いて渡していた。その為、生涯で何枚描いたかは、はっきりわからない。制作年も不詳のものが多い。 (館長 熊谷 榧)
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収蔵作品について |
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